イルクーツクについて(バイカル湖含む)

2017年10月14日

イルクーツクとは

イルクーツクとはどのようなところなのでしょうか。今回はロシアの地方都市でもモスクワ、サンクトペテルブルク、ウラジオストクなどに並んでよく紹介されるイルクーツクについて、少しばかり書いてみます。

イルクーツクの場所↓

イルクーツクとパリ

イルクーツクは人口約60万人の都市でシベリア連邦管区、イルクーツク州に属します。イルクーツク州は面積76万㎢で日本2つ分の大きさです。この大きなイルクーツク州は東のこれも大きなバイカル湖に沿って州境を形成しています。イルクーツクには歴史を通して日本との関係も深いようです。早くは18世紀に日本人がイルクーツクを訪れ、20世紀にはシベリア抑留者として、21世紀はおそらく観光として関係性を深めることでしょう。

イルクーツク州の州都であるイルクーツクでは、アンガラ川がイルクーツクの都市を二分するように流れています。「シベリアのパリ」と称されるイルクーツクですが、セーヌ川がパリの中央を這うように流れる地形とイルクーツクの地形を重ね合わせたところからそう呼ばれたのでしょう。地形がパリと似ているのと同じように、交通の要衝としても最高の場所であったはずです。パリと異なるのはこれから述べる水源としてのバイカル湖がイルクーツクのすぐそばにあることです。またイルクーツクのアンガラ川はバイカル湖を水源とするので、バイカル湖がイルクーツクを発展させたとも言えなくもないようです。

イルクーツクから臨むバイカル湖

Lago Baikal en Invierno.jpgBy Japicoa投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

イルクーツクを横断するアンガラ川は巨大なバイカル湖とつながります。バイカル湖は世界最大級の湖の一つであり、最大水深は1600mを超えるとされます。また透明度に関しても世界一といわれ、1996年に世界遺産に登録されました。肝心の大きさですが、日本の都道府県の数×琵琶湖というほどです(つまり琵琶湖の47倍)。

バイカル湖の魅力は、美しく透明で豊な水量がもたらした豊富な生物種です。未確認生物も多いとされるほどの豊かな水資源とされますが、なぜなのでしょうか。イルクーツクを流れるアンガラ川が唯一のバイカル湖のはけ口らしく、十分な水の循環がないにかかわらずです。別の見方をすれば水量を保つという点で非常に優れているのでしょう。アラル海が複数のアラル海に分断されていく様子と比べてはるかに健全です。

うまくバイカル湖の魅力を表現できませんでしたが、未確認生物と聞いただけでも興味をそそります。世界遺産に登録されるほどの透明度も、生涯に一度は観光してみたい気にさせられます。このバイカル湖の観光資源が商業都市としてのイルクーツクへの旅行客の増加に一役買っているようです。

まとめ

「シベリアのパリ」と呼ばれるイルクーツクと、アンガラ川を通して連結するバイカル湖。両者からロシアと自然の密着度が垣間見れました。イルクーツクの人々はバイカル湖という大自然に依存し、尊重していることでしょう。

まとめついでにアラル海が分断され縮小していく動画を漬けておきます。

アラル海縮小の様子↓

参照

・「イルクーツク」 2016年12月15日 (木) 15:17 UTC 『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/

・「バイカル湖」 2017年1月10日 (火) 15:52 UTC 『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/