「ウラジオストクの潜在力2(周辺人口規模)」に引き続き、周辺国からの旅行潜在需要がどの程度あるのかを見ていきたいと思います。

まず、ウラジオストクの周辺国として日本・中国・韓国の海外旅行者数のグラフを掲載します。

これによると、すでに3年前ですら、日中韓3か国合計で約1.5億人が海外旅行しています。

 

2つ目のグラフに2010年から2014年までのロシアのインバウンド、日中韓のアウトバウンドを掲載しています。この表から明らかように、日中韓の海外旅行者数は右肩上がりで増加しています。増加は中国が主導し、韓国がそれに続き、日本変動なしといった状態です。多くが中国人だとは言え、海外を旅する人が絶対的に増加しているのは事実です。

グラフからは東アジア諸国のアウトバウンドが増加している一方、ロシアのインバウンドは全体では増加しているとはいえ、東アジア・太平洋地域からのインバウンド2012年以降非常に緩やかなのがわかります。ロシアへ向かう旅行者はモスクワのような西方を目指していたことを示しています。これは2014年までのデータであるため、近年はどうかということがより重要です。つまり、これまでの事実として西側主導なのは明白ですが、今後はそれがどう変わるかがウラジオストクに関わる問題です。

ウラジオストクのある沿海地方は人口約200万人ですが、2016年にはこの地方へ300万人以上が訪れました。そのうち約250万人がロシア国内からで、残りの約50万人以上(57万人といわれます)が外国人でした。国内旅行の250万人というのも地域人口を凌駕している点で驚く規模ですが、外国人数の規模もウラジオストク市の人口に迫るほどです。

2014年までのデータを表したグラフからは将来性がないような印象を与えるかもしれません。ですがそれは成長余地が大きいことと表裏一体であり、事実、ロシア政府の政策もあって極東への人口の流れが近年著しいことは、すでに述べた通りです(ちなみに極東1ヘクタール法での沿海地方希望者も対象地域の中で最多です)。このまま極東が発展を続けるとすれば、アジアの人々は遠いモスクワではなく、ウラジオストクの土地を踏むのは現実的な見通しだといえます。もちろん、モスクワも魅力的な観光資源を備えていますので、国家としてみた場合、ロシア全体が良い方向に向かうでしょう。

絶対的な人数だけですべてがわかるわけではありません。その点を考慮しつつも、ロシア、極東、沿海地方、ウラジオストクは今後が楽しみなところです。

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